最近、この本を読みました。
今日は、これについての感想です。
※本に忠実に要約するのが目的ではなく、読書後に思った一個人の感想です(笑)
1)弱肉強食って本当?
2)死ぬまで働くって本当?
3)搾取の構造ってなくならないの?
4)自分は特別な存在?ちっぽけな存在?
結 論
言葉どおりに受け止めると、生きるのが辛くなりそうな本ですが(笑)
「みんな、いったん落ち着こう」と声をかけたくなる。
私の場合、
「大丈夫。自分のやりたいことを自分に適したサイズで、発揮していい世界になりつつありますよ」という解釈です。
「前提条件」と「言葉の定義」
それでは、ひとつずつお伝えしていきます。
1)弱肉強食って本当?
両面から見ましょう。
たしかに、弱肉強食の世界ですが、よく考えて?
イワシ、絶滅してます?
魚へんに弱いの鰯(イワシ)ですら種としては立派に生き残っています。
サメだって、絶対的に強いわけではなく、淘汰される固体もありますよね?
あなたはあなたで大丈夫。
イワシ=弱い=肉
サメ=強い=食べる
ではなく
イワシにも、サメにも、それぞれ強い、弱いがある
と思いませんか?
こちらから見たら大富豪でも
大富豪の中で強弱ってあると思います。
強者でいれば安心ではなくて
どんな立場でも
「やることやって進化する」というところは同じ。
ついでに植物界だって
自助と協力のバランスあり。
たとえば、屋久島の植物は、限られた空間の中で日光をとりあいます。
古木が倒れたら
空いた空間(日光)を手に入れるべく、我先にと枝葉を伸ばします。
でも、土壌の関係で根を深く張れないから、お互いの根で支えあうという協力関係もあります。
どっちが本当?
どっちも本当!
2)死ぬまで働くって本当?
「働く」の定義と前提条件は何か。
歴史をさかのぼってイメージしてみて。
健康で動ける限り、何らかの形で世間に貢献していたのでは。
のんびりだけでも、厳しさだけでも人は耐えられない。
奴隷のようではなく「何か遊び」をしてると思う。
楽しい方向。
ひとつ自覚してほしいのは
ネットもろもろの環境の変化で
昔は一週間くらいかけてやっていたことを
30分くらいで終わらせるボリューム感に変わっているということ。
だから同じモノサシで比べたらおかしなことになる。
現代人、めっちゃすごい。
能力、高すぎる。
あと、ものすごくまじめ。
数々の問題はあるけれど
それは今の時代だけでなく
それぞれの時代で何かしらあって
今にはじまったことじゃない。
あきらめずに解決してくれた人の上に
今の私たちがいる。
きっと今の問題がすべてクリアになっても
その時代ならではの問題がきっと浮き上がる。
進化はつづく。
3)搾取の構造ってなくならないの?
搾取の定義は何ですか?
「選択の自由がない中で、一方的にエネルギーを持っていかれる状態」
と仮定します。
まだまだ完全な自由とはいえないかもしれないけれど
好きな場所に移動できて
自分の考えを好きに発信できて
選択の自由はますます増える傾向です。
「一方的にエネルギーを持っていかれる状態」というのも
選択の自由の中で消える方向性ですよね。
合わないと思ったら離れていける。
だから、選ばれるように工夫する。
たとえば、何か買い物をしたときに「搾取された!」とは言わないですよね。
自分でいいと思ったものに対して支払う。
その工夫を「楽しい!」と思える場所に移動していい。
昔は、一人ひとりがそんなことしたら社会が回らなかった。
でも、今は、一人ひとりが自分の「楽しい」を追求しても
支えられるだけの前提条件が整いつつある。
だから、ようやく本当の進化がはじまろうとしている。
もちろん
たいしたことないものを実際以上によく見せようとするニセモノもあるでしょう。
でも、それって自然界にも「擬態」という形で普通にあります。
それぞれの生き残り戦略。
そして、心配しなくても、あなたにはあなたの生き方が必ずある。
だから、大丈夫。
細分化していくこと。
弱者が強者に勝てる土俵。
4)自分は特別な存在?ちっぽけな存在?
どちらも前提条件によりますよね。
測るモノサシによってまったく違う結果。
子供から見たら
お父さんもお母さんも圧倒的な存在。100%
どこかの大富豪。0.00001%
特にファンでもない有名人
その人、個人の絶対的なチカラはすごいかも。
でも、自分の人生に与える影響力。どれだけ?
こうやって考えていくと
別にすべての世界で圧倒的なチカラを誇る必要はなくて
自分の居心地がいい場所で、圧倒的な存在感で輝けばいいことが見えてくる。
自分以上にも以下にもなる必要がない。
その存在が良しとされ
イキイキと輝く状態を追求することが
自分も周りも、しあわせな状態になる場所に位置したらいい。
スイカならスイカで、ミカンになる必要はないけど
スイカらしく
実をつける方向で進化努力をする必要はあるよねってこと。
この本を読んで、改めて
「自分の考え方の基本は変わらないわ~」と思った次第です。
お花畑をつくりたい(笑)