こんにちは、アヤコです。
タイトルにもありますが、私自身も「イヤイヤ期」を経験してきました。
育児中で消耗することのひとつが、子供の「イヤ~!!」かと(笑)
何が気に入らないのか、スイッチが入ると、 「イヤー!」と頑なに拒否しまくる子供。
ママを消耗させるトップ10に間違いなく入るかと。
なだめても、すかしても、おどしても、放っておいても、何をしても通じない。
「イヤ~!」の何がつらいって
うまくやれない自分への自己嫌悪
がんばってるのに否定されるのがつらい
子供の声が大きくて人目が気になる
予定があるのに進まなくなる
子供を責める気持ちになる
そんな気持ちになる自分への自己嫌悪 ←無限ループ
ではないでしょうか?
しかし、自分の子供時代を思い出したり、子供の様子を観察することを通して
「これをただ単にやりすごすのではもったいない!」
と問題を解決できたので、経験談とセットで方法論を解説します。
大丈夫。
イヤイヤ期は避けてとおるべきものではなくて、健全な発育の途中。
「イヤ~!」の苦しみから、あなたを解放し、どうやって前向きに発展させながら乗り越えるかについて話します。
イヤイヤは「本当にイヤとは限らない」
まず前提として発想を切り替えてほしいのは
イヤイヤは「本当にイヤとは限らない」
です。
そして、いきなり結論ですが、以下のとおりです。
子供は自分の輪郭を確かめているだけ。 本当にイヤとは限らない。 確かめたいところを早めに確かめさせるのがコツ。
この「イヤ!」の本質のところは
子供自身にとって「自分の輪郭を知りたい」です。
それまでは、無自覚に生きてきて、ほとんどママと同化。
どこからが自分で、どこからがママ(外界)なのかわからない状態。
本当にイヤなわけではなくて
「オールOK」の反対だから「ノー!」って表現なだけ。健全。
「自分はこう」って確認をするはじめてのタイミング。
ぶっちゃけ、ここからきちんと積み上げたら、大人になってから
「自分は何をしたいのか、何が好きなのかわからない」という人が減ると思います。
自分が1だとしたら、それ以外の99は違うのだもの、好きなんてそうそう分かるわけない。
子供目線でいうと
何かインプット(刺激)があったら、とりあえず「ノー」。
その時の反応を見ながら、自分と外界の境界線をつくっています。
とはいえ、なるべく、最小の労力でまとめたいのは全国のママの願いですよね。
では、どうするかをシンプルにお伝えします。
「おぉ、そうか、そうか、わかった、イヤなのね」をひたすら。
子供のタイプや状況によって千差万別なのでひと括りにできないですが…
共通項をまとめるなら
「おぉ、そうか、そうか、わかった、イヤなのね」をひたすら。
真逆のことを言い出しても
「さっきと違うじゃないか!」などと言わず ←言いがちなので注意(笑)
「おぉ、そうか、そうか、こうなのね」をひたすら。
所要時間10~30分。
子供は自分の輪郭を確認すると同時に、 どこまで自分を受け入れてもらえるのか見てます。
ここ地味に勝負どころで
「どんな自分でも受け入れてもらえる」と子供に認識されたら勝ち。
その後の親の言うことを聞くか聞かないかに天地の差がつくと思います。
会社の上司も同じじゃないですか?
「この上司は、自分のことを100%受け入れて 自分にとって何が一番よいのか考えた発言をしてくれる。
この上司の言うことだったら信じられる。」 ってなりません?
子供も同じ。
「予定があるのに…」ということあると思いますが
この時期ばかりは、通常の3~4倍の時間を見越してスケジュールを組むのが吉。
いざとなったら、子供をガッと抱えて進むしかないですが
長い目でみたら4ヶ月そこそこをふんばったら、その後がラクになると自分に言い聞かせです。
さきほど所要時間10~30分と書きましたが
普段の受け入れ度が大きいほど早めに終わります。
大人もそうじゃないですか?
「受け入れてもらった感」を感じたときに落ち着くというか。
子供が「イヤ!」って言い出したら
「あー、会議がはじまった。今日の議題は何ですか?」くらいで。
子供も正直、イヤってどうでもいいんですよ。
確かめたいだけ。
なので「あ、こいつわかってるな」と思えば、そのうち5分もしないで終わり。
くどい上司から、あっさり上司に変貌です。
もうね、雨に「ふるな!」って怒っても仕方ないのと同じなんで、黙って傘を差すのみです。
大人でも「ノー」しか言わない人いますね。 「じゃあ、どうしたいんだ」がない。
たぶん、いじわるでなくて、本当にわからないのかと。
このステップを満してないのかも。 いつか満たされることを願いつつ 一緒に何かを作り上げることはできないから 「そっかそっか」と言いつつそっと扉を閉めます。
ただ、ここにこそイヤイヤ期を活用するコツがあります。
イヤイヤ期をどう活用するか
自己肯定感のある子に育てたい
自分の好きなことがわかっている子に育てたい
好きなことを得意にできるくらい夢中になれる子に育てたい
これらって親の切なる願いではないでしょうか。
結論から言ってしまうと、先ほど書いたことの延長線ですが
イヤイヤ期の間に受け入れ態勢を見せるのが 子供の自己肯定感を高めるのに一番効率がいい
もちろん、いつだって受け入れていてほしいものですが、特に効率よいのがこの時期。
子育ては、能力によってそれぞれゴールデンタイムが存在しますが、
自己肯定感の土台たる時期はここ。
あとからの取り返しもききますが、最大限に発揮する一番はじめはここです。
この時期をしっかりしておくと、あとで何かあっても巻き返しが楽です。
子供の反応するものを見極めやすい
この時期が、外界に対してめちゃめちゃわかりやすく反応してきます。
まだ可能性が広い時期なので絶対ではないですよ。
決めてかかっちゃだめですよ。
というのが前提ですが、かなりの高確率で表現されます。
なので、全力でいろんなものにふれさせるといいですね。
たいへんですが、お出かけや体験、人に会うのもいいかと。
イヤイヤ期で一番たいへんなときに、外界に出た方がいいという一見矛盾しているギフト。
この時期の子供の夢中って一瞬。すぐにあきても気にしない。
最後に、ここが落とし穴。
子供って夢中になる一方、すぐにあきる側面も。
目先のひとつひとつに惑わされないで、データの蓄積と思って、長く観察するくらいのつもりで。
あと「何の要素」に反応したのかを見るのも大切。
楽器=音楽家 のようにならないように。
音なのか、振動なのか、友達の反応なのかなど
まとめ
子供って進化の流れに忠実です。
一見、大人に不利益に見えることにも理由があります。
目の前の現象の向こう側にある本質を見るのがコツ。
60%できたらOKくらいな感じで。
せっかくのかわいい子供です。
今しかない季節を楽しみましょう♪