「どうしてこうなっちゃったんだろう」と思うと、堂々めぐりする理由

基本の話

こんにちは、アヤコです。

先日、以下のツイートをしました。

「脳は、問いに対して反応する」
というのは有名ですね。
「赤」と思って周りを見ると
赤いものが目に入るというものです。
悩みを堂々めぐりさせる方は
どういう問いを持ちがちだと思いますか?
「どうしてこうなっちゃったんだろう」です。
これだと理由ばかり思い浮かんで解決策はでてきません。

これについてご案内します。

    結論

    「今ここから何に気づけということだろう」

    「今ここから何を学べということだろう」

    「○○したい。そのために、どうしたらいいんだろう」

    という問いが未来を切り開く問いです。

「どうしてこうなっちゃったんだろう」が堂々めぐりをする理由

「どうしてこうなっちゃったんだろう」という問いは
悩みをかかえる80%以上の人がとっさに作る問いだと思います。

でも、これでは堂々めぐりをするだけで解決にはつながりません。

脳の仕組みがそうなっているから

「脳は、問いに対して反応する」
というのは有名ですね。

「赤」と思って周りを見ると
赤いものが目に入るというものです。

「どうしてこうなっちゃったんだろう」では
「こうなっちゃった理由」ばかり検索されて、解決策はでてきません。

たとえば、

    「彼女にふられた。どうして…」 → 振られた理由ばかり思いつく
    「○○に失敗した。どうして…」 → 失敗した理由ばかり思いつく

現状の正しい把握は必要です。
でも、これらの問いは一見もっともらしい原因が思いつくようですが、実際としては問いに対して「それっぽいものを寄せ集めている」だけです。

これらの問いから来る感情としての思いつきは、原因究明としてすら何の役にも立ちません。
原因は現実の結果と連動する数値によってのみ計れます。

では、正しい問いって?

「やりたいこと」があって
「現在地」があって
そのギャップを埋めるのが「問い」の正体
です。

「○○したい」がないうちは正解も間違いもないです。

「北に行きたい」と願って、はじめて
南に行けば間違いだし
北に行けば正解となります。

もっと言えば
「一度、東に行って飛行機に乗って北に向かう」が正解なこともあります。

やりたいことや、置かれた現状が違うから、人によって正解やルートは違います。
(ちなみに、電話相談でやってるのは、こういった個別のルートガイドです。)

だから「どうしてこうなっちゃったんだろう」と嘆きたい気持ちはそのままでいいので
「自分はどうしたいのか」に焦点を当ててください。

とはいえ…
「自分がどうしたいかわからない」と
やりたいことを自覚できなかったら?

自分の中心点を明確にできている人の場合は
何度、粉々にされても、自分の中心点から問いを作り直し、組み直したらいいです。

でも

そもそもの中心点をこれから掘り当てようという方

何となく目星はついているけど確信が持てないという方

の場合、次の3つのワナに邪魔されて、問いが作れない可能性があります。


正しい問い作りを邪魔する3つのワナ

細かく言うと、いろいろ派生系があるのですが、大多数の人に当てはまるであろうところだけでお伝えします。

親からの影響

「毒親」まで行かずとも、基本的に、この世に生まれて初めて接する人間です。

良くも悪くも、影響がないわけないですね。
初期プログラミングで、長い間、自覚がないまま苦しむ場合もあります。

マスコミやSNSなど外部からの影響

心に穴が空いているとてきめんに影響されますが、そうでなくても少なからず影響されますね。

「あのときは、あんなにほしいと思っていたのに、時間が経つとそうでもなかった」というのはこの典型。

もしくは
「長続きしないな~。私、あきっぽいのかな~」
これは、飽きっぽい可能性も、もちろん、ありますが、本来の中心点由来ではなかったため枝葉が落ちた可能性もあります。

見たいように見る自分自身

「こうあってほしい」と自分や他人に期待するがゆえに、さきに「結論ありき」になっていませんか?

ゼロベースで客観視する力がとても大切なのですが、決めてかかっている(結論がはじめから決まっていたら)迷子はほぼ確実です。

これらのワナは、もちろん個人差がありますが
あとづけされたものばかりですので、こうした色眼鏡を外していくことは可能です。

ただ、人は何かしら色眼鏡をかけているので、ここでは純度をあげていくという意味で、人によるのでしょうが、完全にとるというのは難しいのではないかと思います。

それでは、個人差があるというのなら万能な問いはないのでしょうか?
あります。
本当は、個別に問いを作れるのがベストですが、それでもとっさのときとか、何にでもだいたい使える問いです。

「今ここから何を学べということだろう」

初期のころは
「今ここから何に気づけということだろう」
を使っていましたし、今でもこれも有効です。

「自分が何をしたいかわからない」という状態のときは、まずひたすら、この問いを持ちつつ、自分の中に思い浮かぶことを観察してください。

なかなか思い浮かばない場合は、お散歩したり、いつもと違うことをして、外からの刺激をインプットすると、それがきっかけになって思い浮かぶこともあります。

ただ、人によっては「気づき」止まりになることもありますので、もしできそうだったら
より強力なのが
「今ここから何を学べということだろう」です。

人は「学ぶことで進化」します。
この問いなら「今のあなた」に必要なことが出ます。

手遅れって思うようなときも
人は死ななくても何度でも生まれ変わります。

そして「進化の流れ」に乗ったときの爆速感。

「気づけば一瞬」です。
これもクライアントさんによく言います。

階層が変わったときに、一気に世界が変わるような思いがすると思います。

    結論

    「今ここから何に気づけということだろう」

    「今ここから何を学べということだろう」

    「○○したい。そのために、どうしたらいいんだろう」

    という問いが未来を切り開く問いです。

この問いは何でも使えます。
ぜひお試しください。


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