問題を抱えたときに、つい無意識に…
「どうしたらいいんだろう?」
「どうして、こうなってしまったんだろう?」
と考えてしまうことはありませんか?
実は、この2つの問いでは、決して問題が解決することはありません。
そういう意味で、この問いはNGなのです。
なぜNGだと思いますか?
それは、次のような理由からです。
×「どうしたらいいんだろう」
→どうしたいかが明確でないので、どちらの方向にも進めず堂々めぐりをします。
×「どうして、こうなってしまったんだろう」
→「こうなってしまった理由」ばかり思いつき、解決法は出てきません。
これは、あなたのせいではなく、脳の仕組みがそうなっているからです。
脳は「問い」に対して「答え」を出す
ここでひとつ実験をしましょう。
次の問いを読んだら、すぐに目をつぶって、確認してから次に進んでくださいね。
「あなたが今いる場所には、『赤いもの』は何がありますか?」
これは、「青」でも何でもいいですし、色でなくて「丸いもの」などの形でも何でもいいです。
よほど目立つものは別として、意識していない場合がほとんどだと思います。
でも、意識した途端に、目に入ってきますよね。
このように、あなたの「脳」は、問いかければ必ず答えてくれる優れた相棒なのです。
ご存知の方も多かったかもしれませんが、これをご自身の悩みに当てはめて考えてみてください。
ついつい「どうしてこうなっちゃったんだろう」と答えのでない問いを持ってしまいませんか?
脳は優れた相棒なのですが、問いに応じた答えしか出してきません。
あのアインシュタインの名言とされているもののひとつに、以下の言葉があります。
もし自分が死にそうになって、
助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、
最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう。
どんな問いを作ったらいいの?
問題を解決する正しい問いを作るには、
「自分がどうしたいか」
をはっきりさせる必要があります。
なぜなら、
「北に行くのと、南にいくのは、どちらが正解か?」
というのでは、
そもそも「どちらに行きたいのか」によって正解が違います。
北に行きたいのに南に行ったらNGですが、
南に行きたいのなら南に行くのはOKなのです。
また、もしかしたら、
「一度、東に行って飛行機に乗るのが最速」という答えもありかもしれません。
そういう意味では、
否定文での質問(「○○しないで済むには…」「○○したくない」など)も
「自分はどうしたいのか」が入っていないので答えがでないNGな問いと言えます。
結論「自分がどうしたいか」を明示する
「自分は○○したい。そのためにはどうしたらいいのか?」
一番のスタート地点としてはそこです。
ただ、「自分がどうしたいのかがわからない」という場合もあると思います。
そういう場合は、「色眼鏡」が強固にかかっている可能性もあるので、
まずは色眼鏡の解除が必要かもしれません。
できるだけ記事にしていきますが、こればかりは「個人差」の部分が大きいです。
ブログ記事だけで解決しない方は、よかったらお問い合わせ欄より電話相談のお申し込みをしてみてくださいね。お問い合わせだけでもお気軽にどうぞ。
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