こんにちは、アヤコです。
子供は大切なのについイライラしてしまうことありませんか?
私はあります(笑)
そして、そのあと、軽く落ち込むという負のスパイラルに入ってしまうことも。
それでも、比較的イライラもせず、立ち直りも早いのは
「大人と子供の違い」を理解するコツを心得ているからだと思っています。
先日、以下のツイートをしました。
子供と大人は身体的特徴が違うことを常に念頭に。
五感のうちの視覚でいうなら
視野の広さ
垂直 大人120度 子供70度
水平 大人150度 子供90度実際、子供は目の前のことしか見えてない。
差別ではなくて区別しながら
ひとりの人間として対等にしたらそれで済むと思う。#チャイルドビジョン— アヤコ@幼児教育 よく遊び よく学び よく稼ぐ (@momo_days) 2019年9月18日
子供と大人は身体的特徴が違うことを常に念頭に。
五感のうちの視覚でいうなら
視野の広さ
垂直 大人120度 子供70度
水平 大人150度 子供90度
実際、子供は目の前のことしか見えてない。
差別ではなくて区別しながら
ひとりの人間として対等にしたらそれで済むと思う。
#チャイルドビジョン
「大人と子供の身体的違い」を理解できたら、イライラがグッと減ります。
もっと言えば、子供の特徴を利用して、手のひらで転がすことすら可能になります。
今回は、これについて掘り下げていきます。
子育てでイライラする2大要素(子供のことが理解できない)
子育てでイライラする2大要素は、次のセリフに集約して表現できると思います。
「なんでこんなことするの?」
「なんでこんなこともできないの?」
どちらも「自分の思ったとおりにならない」「理解ができない」という点で同じことです。
このどちらか、もしくは両方を何とかしようとしてイライラが募っていくのだと思います。
たとえば、こんな感じです。
- 自分の思ったとおりにならない
- 理解ができない
思いどおりにしようともがく
(なだめすかす、おどす、物でつる、説得する)
自分だったらこんなことしない。
理解以前に理由がそもそもわからない。
「なんでこんなことするの?」
「なんでこんなこともできないの?」
大人になると子供のころの記憶をどうしても失いがちなので、子供目線での記憶を覚えている方の方が圧倒的に少ないです。
また、子供は子供で、まだ自分の思いや感じていることを人に伝達する手段に乏しいので、大人に伝えることができないです。
なので、子供のやった結果だけを見てイライラがつのってしまいます。
でも、もし、「自分の思ったとおりにならない」「理解ができない」のうち、理解だけでもできたとしたら…。
理由がわかって理解できるだけでも、だいぶ気持ちが落ち着きますし
原因がわかれば、回避するためのアイデアもでて、思うように進めることができるというものです。
子供の特徴を理解する
子供に対するイライラで「動きの予測ができない」があると思います。
これの2大原因は次のとおりです。
視界は大人が思っているよりずっと狭い
心拍数が大人より高い=時間が速く流れる
別な言い方をすると「周りをよく見ずに、突然、動き出す」ということだと思います。
この2つについて説明します。
視界は大人が思っているよりずっと狭い
子供の視界は狭いです。ほとんど前しか見えてない状態です。
それに気づいたのはチャイルドビジョン(子供の視界を体験できるメガネみたいなもの)を体験したから。
はじめてチャイルドビジョンを知ったのは、東京青山にあった「こどもの城」でした。
「なんで、周りをよく見ないの!」と怒ることあるかもしれませんが、周りを見てないんじゃないくて、そもそも身体能力的に見えないんです。
大人でたとえるなら首が寝違えるかムチウチするかして、コルセットで固定された状態と同じ。
この状態で周りを見ようとしたら、体ごと向きを変えないと見えない。そんなイメージです。
なので、子供が「ちゃんと見てるよ!」って言っているのは本当なんです。
子供にしてみたら、自分の視界の範囲で一生懸命見ているんです。
それに対して大人が「いいや、見てない!」「ほら見たことか!」的な対応をしても、
子供にしてみたら自分の視界がせまいなんて思ってないですし、一生懸命見ているので、どうしていいかわからなくなります。
だから、なぜ怒られているのかわからず、下手したら自己肯定感がさがってしまうという…。
大人も自分の感覚で語ってしまうので、子供がウソをついているようにしか思えないという誤解とすれ違いが生み出す不幸。
チャイルドビジョンを使ってみたら、たぶん子供の視界のせまさに驚くと思います。
心拍数が大人より高い=時間が速く流れる
もうひとつが、子供の心臓は小さいです。
小さい心臓で、体中に血を回さなければいけません。むしろ心臓だけでは足りないです。
だから、動き回ることで補おうとします。
ですので、「うちの子、じっとしていない」というのは、むしろ健全な証拠。
また、自分が走ったあと、「心臓がドキドキしているうちは、時計を見ずに秒をはかると、自然と早くカウントしてしまう」というのがあります。
子供は常にこの状態ということです。
脳細胞の成長もあわせて、とにかく大人の3倍は時間が早く流れていると思っていいです。
つまり、子供の10分は、大人の30分ということです。
子供を連れてファミレスにいったときに、「え?もう飽きたの?」と、おちおち休憩もできないときはありませんか?
これもパパママにとって軽くストレスだと思います。
こんなときも、子供の10分は、大人の30分ということを理解していたら、予測も立てやすいし、理解できているから気持ち的にもイライラしにくくなると思います。
たとえば、大人にとって「ごはんを食べる間、せめて20分くらいは、じっとしててくれよー」と思うかもしれません。
でも、それって、子供にとっては、1時間、何もしないで、ひたすら座っているのと同じです。
大人だって何もできない状態で1時間ひたすら座らされたらつらくないですか?
つまらない会議とか(笑)
それと同じです。
このように、大人と子供の身体的特徴の違いを理解するだけで、子供目線に置き換えたら、子供も大人と同じということがわかると思います。
子供がすぐに飽きる理由
子供の身体的特徴として子供がすぐ飽きる理由はほかにもあります。
それは、だいたいにおいて学習が完了した場合です。
年齢と個人差によりますが、コツコツひとつのことをやって効果があるのは小学生近くなってからだと思います。
幼稚園前のお子様の場合は、飽きっぽくて当たり前。
どんどん学習して、完了したものに興味が失せるのは健全な証拠です。
もちろん、幼稚園前でもコツコツやらせたいことってあると思います。
うちの場合は、一音会の絶対音感のおけいこでした。
毎日継続しなくてはいけないことがある場合は
テンポよくサッと済ませて、その前後に新しいこと(または気分転換になるもの)を入れるのがコツです。
うちの一音会の例でいったら、単純に「朝ごはんよ~」でした(笑)
子供の特徴を理解してイライラを減らすだけでなく活用する
たとえば、視界がせまいのなら、逆に子供にふれてほしくないものは、少し高めの視界に入らないところに置くように工夫するといいです。
「手の届かないところ」というのは効果が薄いです。
なぜなら、子供に見つかったときに「それ、とって、ギャーーー!!」となったら、たいへんですよね?
そもそも見つからないのがいいです。
また、興味をひかせたいものは、あえて子供の視界に入るようにして、子供自身に発見させるというのもあります。
本などが有効活用のひとつですが、親が読書させようとしても嫌がったり、言わないとやらない受け身な子になっても困りますよね。
なので、興味をひくようにセットして、子供から手をのばすように仕向けます(笑)
また、動き回るという前提がありますから、大人しくしていてほしい場合は、逆に先に動き回らせておくといいです。
ファミレスや電車バスなど公共の場で、一定時間でしたら、これで持ちます。
できれば「このくらいの運動量なら、このくらいの時間は持つようだ」と時間を計っておくと、予定を立てやすいです。
-
ファミレスだったら
- 入店前に体を動かす
- 食事をする
- 本やパズル、お絵かきなど静かな遊びを用意する
この3点でかなり時間を稼げるはずです。
これらは、ほんの一例ですし、お子さんの好みによっていろいろ工夫するのが一番です。
それでも身体的な特徴をよくふまえた上だと、かなり予測も立てやすくなります。
ぜひお試しください。
【おまけ】Hondaのサイトに交通安全上の理由とチャイルドビジョンのデータあり
何でもそうですが体験しないとわからないです。
いわゆる「やった気になる」というやつです。
ですので、この記事を読むだけでなく、実際にチャイルドビジョンを体験してみてください。
ツイートでも紹介しましたが、Hondaのサイトに交通安全上の理由と、ダウンロードして印刷&組み立てて作れるチャイルドビジョンのデータがあります。
こちらの #Honda のサイトからだと#チャイルドビジョン のダウンロードもできて
交通安全上の理由も書いてあります。https://t.co/XZTqZz575e— アヤコ@幼児教育 よく遊び よく学び よく稼ぐ (@momo_days) 2019年9月19日
何回でも言っちゃいますが、知っていると、体験しているは天地の差があると思います。
体験するから出てくる次のアイデアって必ずあります。
お時間作って、ぜひやってみてください♪