子供を動かすには「子は親を映す鏡」を利用する

子供と仲良くする方法

こんにちは。アヤコです。
子育て情報の発信を今年からはじめ、コーチング、コンサルなどは10年くらいしています。

「子育てあるある」の悩みとして次のものがあると思います。

「だんだん言うことを聞かなくなって困る」

「子供のやりたいように…って言っても、親の思いだってある」

「強制はさせたくないけど、野放しにはできない」

こんな悩みを抱えている方に、子供を親の思う方向に動かすコツをお伝えします。

【結論】
口で言うこともあるかもだけど、環境(仕組み)を整える方が楽。

「余分なもの」は目に触れさせない

→ 見たらガマンできないのが子供

させたいことを「自然に」子供の目に付くところに置く

→ 日常生活にとけこませる

「親が」率先して楽しそうにやる

→ 親の真似をしたいのが子供

※実は、大人にも通じる話です。
身体的ちがいがあるだけで、人の育つ過程は同じ。
詳しくはこちらの記事に書きました。
【参考】子育てのイライラは子供の特性を知って解消(チャイルドビジョン)


子供を動かすには「余分なもの」は目に触れさせない

まずは、全体的な環境を整えます。

見たらガマンできないのが子供です。
環境のとおりに子供は動きます。

大人もそうじゃないですか?(笑)

ダイエットするとかいって、目の前(もしくは冷蔵庫)に美味しそうなスイーツがあったらガマンするの難しくないですか?

「ガマン」したら続かないです。
目に入ったらアウトくらいな感じで、そもそも回りに置かないのがコツ。

幼稚園前までくらいだったら、一気に変える

子供の「好奇心」は止められません。

むしろ

自分のやりたいことを

自分で考えて

道を切り開きながら生きられる大人

になってほしいなら「好奇心」は必須アイテムです。

なので
子供にふれさせたいものを置く
子供にふれさせたくないものは置かない
これが鉄則

目の前にあるのにガマンするのは不可能

ただ、これには手順があって
子供が小さい幼稚園前までくらいだったら、一気に変えましょう。

子供が愛着を持っているもの以外は、一度に変えてもまず大丈夫。
新しいものへの興味の方が勝ります。

愛着をもっているものは、大切に残してあげてください。
親の都合で捨てないように気をつけましょう。

幼稚園以降の場合は「一気に変える」と「徐々に変える」を使い分け

幼稚園以降の場合は、子供の記憶に残っています。
なので、一気に変えていいものと、徐々に変えた方がいいものに分かれます。

子供の視界に入っていないものは、一気に変えても問題ないです。

視界に入るもので、子供が愛着を持っているものは徐々に変えます。

どう変えるか。基本は置き換えです。
たとえば、マンガが大好きだったら、「マンガ」だけど「学習マンガ」にする。

ゲームが好きだったら「知育ゲーム」にする、ということ。

お子さんの反応に寄るので、これが絶対ではないですが
現時点で、一番おすすめできる知育ゲームは「シンクシンク」です。
よくできてるなーって思います。


「自然に」子供の目に付くところに置いて、子供から動くようにする

「日常生活にとけこませる」のがコツです。

日常を変えるというのは、親の私たち自身の意識を変える必要があるので、ある意味、難しいかもしれません。

ですので、難しく考えずに、まずは次の2点をやってみてください
目に触れるところに置く
手に取りやすいところに置く

(例)
本を読んでほしかったら、子供が手を伸ばせば届くところに置く
勉強してほしかったら、サッと取りかかれるよう出しやすくする

「目に触れるところに置く」と子供の興味が変わる

ちょっとイメージしてほしいのですが、次の部屋で勉強ができる子になるのはどちらだと思いますか?

壁いっぱいにアイドルのポスター
壁いっぱいに地図や目標を書いた紙

言うまでもないですが、後者ですよね。
突き詰めたら、アイドルのポスターでも勉強につなげることはできますが、ここでは単純にした話とします。

ポスターを貼る
地球儀を置く
調べ物があるときにすぐに調べられるようにする

「子供の好奇心にそっている」というのが前提です。

親がはりきって勉強でぬりかためても、子供がそっぽをむいたら効果ゼロ。
あくまで、子供の興味を後押しするというスタンスで。

たとえば、子供がピアノや音楽に興味を持ったら
マンガになっている音楽の偉人伝を用意してあげるとか
YouTubeなどで、ストリートピアノなど今風に活躍している人の姿を見せてあげるとかですね

「カッコイイ!」「私もやりたい!」というのを
そっと親が後押ししながら、軽く方向付けするのは可能だと思います。

子供の興味の様子を見ながら、少しずつ発展させていきます。

そのときに、親の意図を少しまぜるのはアリ(笑)

ただ、子供が興味を持たなかったら
興味があるようにして出し直すか、いさぎよくあきらめます。

また、遊びを封じるのは自由な発想を封じてしまうので
子供の自由な一画として「遊びコーナー」もきちんと確保します。

「手に取りやすいところに置く」と子供が手に取る

たとえば、以下のようなことです。
使う場所の分だけ筆記用具セットを置く
すぐに手に取れるところに本置き場がある

勉強してほしいのに
勉強をはじめる準備をするまでが一仕事になっていませんか?

筆記用具の出し入れだけでも時間のロスです。
同じ内容の筆記用具セットを使う場所分だけ用意します。
(邪魔にならない程度に)

本を読んでほしいのに、あまりいかない部屋の本棚にしまっていませんか?
「子供が一番よくいる場所から、立たずに手をのばせばとれるところ」に本を置くのが正解です。

子供を動かすには「親が」率先して楽しそうにやる

親の真似をしたいのが子供です。
「何でもマネして…」と困ったことはありませんか?

その性質を利用して、親がやってほしいことを親がまずやります。

子供が「やりたい」と言ったときに基本的にノーといわない

普段から、子供が「やりたい」と言ったことはなるべくやるようにします。

もちろん、状況によってはできないこともあると思うので、その場合は
「こうしたら、できるから、ちょっと待って」など、基本やる方向で。

ここが少したいへんかもですが
普段から子供の欲求を満たす方向性で動いていると
子供なりに待てたり
ダメなときも「本当にダメなんだ」と理解してもらいやすいです。

親が楽しそうにやると子供が動く

「子供を読書好きにしたい」と願いながら
大人が本にさわってもいないということはありませんか?
図書館や本屋さんに連れて行っていますか?

フリで大丈夫です(笑)

ダミーの本を一冊、カバーをかけて同じ本だとばれないようにして、スマホの代わりに読んでいるフリをしましょう。

また、親がからめば、子供は本好きになります。

「その本おもしろそうだね。どんな内容?」とか
「おすすめある?」とか
親が興味を示せば、子供はハリキリます。

いい意味で、単純な時期です。
この時期に、いい習慣を刷り込みましょう。

以下のツイートは親が楽しそうだと子供が真似するの例です。
内容の良し悪しは別として(笑)

彫刻の森美術館にて
事前の調べで
地面に大の字の像があると知り
写真を撮ろうと意気込む
芝生がついても落とせるようガムテープ持参
でも、中には入れないことがわかり
あきらめきれず通路で撮影
そんな私を見て、娘もやるー!と
子供は親の真似をする習性あり
活用するなら有益な方向で

ただ、このときに、何を狙ったかというと次の2点です。

「服が汚れるからやっちゃダメ」ではなく
「服が汚れたら、きれいにすればいい」

「通路で寝ころんではダメ」ではなく
「人に迷惑にならないタイミングをはかる」

「○○だからやらない(できない)」ではなく
「どうしたらできるのか」という姿勢ですね。

子供を動かすには「子は親の鏡」を利用するのが一番

子供と関わったり、子供の様子を観察するのは重要ですが
自分が入らないと回らない仕組みは、たいへんすぎて続かないです。

そういう意味でも、ぜひ環境をある程度、整えて
多少、目を離していても、子供が自動で動くように興味づけをしましょう。

【結論】
口で言うこともあるかもだけど、環境(仕組み)を整える方が楽。

「余分なもの」は目に触れさせない

→ 見たらガマンできないのが子供

させたいことを「自然に」子供の目に付くところに置


→ 日常生活にとけこませる

「親が」率先して楽しそうにやる

→ 親の真似をしたいのが子供

なるべく、楽できることは楽しましょう。
そうでなくても、やることいっぱいなのですから。


タイトルとURLをコピーしました